こんにちは。社会保険労務士の荒浪でございます。
2026年がスタートして早くも3週間が過ぎました。
お正月気分もすっかり抜け、忙しい日常に引き戻されつつありますが、街を歩くとまだどこか新年の賑わいが感じられます。新年会や新春の集いなど、人と顔を合わせる機会も多い時期ですね。「一年の計は元旦にあり」と言いますが、せめて一月いっぱいは、家族や友人、仲間とともに今年の目標や希望を語り合い、フレッシュな気持ちで過ごしたいなと思います。
さて、今年は午(うま)年です。干支といえば十二支がよく知られていますが、これに甲・乙・丙・丁など10種類の十干(じっかん)を組み合わせたものを「十干十二支(じっかんじゅうにし)」と呼び、その中でも2026年は、丙午(ひのえうま)にあたります。
日本では丙午生まれの女性について「気性が激しい」「家庭を壊す」といった迷信が長く語られてきました。その影響を受け、60年前の1966年には出生数が前年よりおよそ25%、約46万人も減少したとされています。科学的根拠のない迷信が実際の出生統計に影響を及ぼしたという事実には、あらためて驚かされます。もっとも当時の社会背景や価値観の中で、親がわが子の将来を案じた結果であったと考えると、単純に否定できるものではないかもしれません。
現在では、こうした迷信の影響はほとんど見られないと考えられています。一方で少子化はますます深刻さを増しており、生まれてくる命一つ一つの大切さを、社会全体であらためて考える時代になっていると感じます。国としても「育児・介護休業法」や「子ども・子育て支援法」をはじめとする法整備が進められてきました。また、出産・育児に対する経済的支援や、柔軟な働き方を後押しする制度も、少しずつ拡充されています。
こうした制度が現場で安心して活用される環境を整えることが、私たちの役割です。丙午の年の始まりにあたり、新しい命も、働く人の人生も、どちらも大切にできる社会の実現に向け、制度と現場をつなぐ存在として、今年も一層精進してまいりたいと思います。

